2018年1月25日木曜日

英雄たちの選択 秀吉VS山城SP 第2夜「天下統一最後の戦い“奥州再仕置”」

英雄たちの選択 秀吉VS山城SP 第2夜「天下統一最後の戦い“奥州再仕置”」
が放映されました。


豊臣秀吉の天下統一最後の戦い 奥州・九戸政実(くのへ まさざね)の乱の話でした。
九戸政実は肖像画も残っていないようで、知名度が低い武将ではないかと思います。
九戸氏は、南部氏始祖の南部光行の6男が九戸氏を称したことから始まりました。
乱の背景には南部氏宗家の家督争いがあり、九戸政実と対立していた南部信直が南部宗家を継いで小田原参陣し奥州仕置きにも従軍して秀吉から所領安堵を得ていました。
その南部信直に対する九戸政実の軍事行動が豊臣政権への反乱と見なされて奥州再仕置と
なっていきます。

九戸政実の籠城した九戸城(くのへじょう)は三方を川に囲まれた要害で、城郭考古学者の千田嘉博先生も驚愕していました。

乱は1591年9月2日に城を包囲されて9月4日に降伏して終了していますが、
開城すれば助命するとの和睦を反故にして城内に居たものは女子供も全て撫で斬りにされて、九戸政実以下の首謀者も処刑されたようです。

番組の中ではこの苛烈な仕置きは、豊臣政権に反抗すればどうなるかを天下に知らしめる効果を狙ったものであると意見されていました。

武田信玄公の「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」の言葉に尽きるというのが番組を見た感想でした。


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