2017年8月4日金曜日

歴史秘話ヒストリア 第288回 ようこそ!平安京ダークサイド ~陰陽師・安倍晴明のヒミツ~

8月4日に歴史秘話ヒストリア 第288回 ようこそ!平安京ダークサイド ~陰陽師・安倍晴明のヒミツ~が放映されました。陰陽師の代名詞とも言える安部晴明についてを取り扱っています。




中国を起源とする陰陽五行思想に基づいて陰陽道があり、それを活用して律令規定を維持・運営するのが「陰陽師」という専門職でした。占い・天文・時・暦の編纂を担当する部署として陰陽寮があり、安部晴明は陰陽寮を統括した土御門家の祖です。
陰陽寮は飛鳥時代の天武天皇時代に設置され、明治2年に廃止されました。

番組内でも紹介された晴明神社は、京都の京都御所と二条城が近い堀川通りから少し入った所にあります。現在広さはそんなに大きくありませんが1005年に晴明が亡くなったあとの1007年に一条天皇により屋敷跡に創建された当時は広大であったようです。
社殿も荒れた時期があったようですが、平成になって夢枕獏さんの小説をきっかけとしてドラマ化や映画化によって安部晴明ブールが起きて現在は人気のパワースポットです。

平安時代は現在よりはるかに科学技術遅れており、当時の最先端の学問(呪術・科学)であった「天文道」や占いなどを、体系としてまとめた思想としての陰陽道の中でも卓越した存在として神格化されて今に至っています。

弘法大師の空海もそうですが、卓越した能力を持った人は神格化されやすいと思います。


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