英雄たちの選択・選「悲劇のキリシタン弾圧~大人になった天正遣欧使節の決断~」
が11月2日の放映されました。
天正遣欧使節は、1582年に九州のキリシタン大名である
大友宗麟、大村純忠、有馬晴信らの名代としてロ―マへ渡った4人の少年達の事です。
8年5ヶ月後に日本に戻って来たときには、キリスト教をとりまく環境は
大きく変わっており、その後の彼らに起きた悲劇の話でした。
日本を出港したのは、本能寺の変の直前でしたがキリスト教に理解のあった織田信長は
本能寺の変で命を落としました。その後を継いだ豊臣秀吉・徳川家康はキリスト教を禁じてしまいました。徳川幕府のキリスト教の弾圧はすざましく明治になるまで続きました。
伊藤マンショ・千々石ミゲル・中浦ジュリアン・原マルティノの4人のその後ですが、
千々石ミゲルは棄教しますが、伊藤マンショと原マルティノは追放先の長崎とマカオで死去します。一番悲劇的であったのは中浦ジュリアンで地下潜伏を20数年間続けて、
最期は穴吊るしの刑になり殉教しました。
殉教から374年後の2007年にローマ法王のベネディクト16世によって福者に列せられました。
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