尾上松也の謎解き歴史ミステリー 第27回 なぜ平清盛は頂点に昇りつめたのか?
が11月1日に放映されました。
成り上がりの暴君・傲慢な性格の持ち主だというイメージが強いですが、
日宋貿易に見られるような財政基盤の開拓、宋銭を日本国内で流通させ通貨経済の基礎を築き、経が島築造に見られる公共事業の推進、時代の矛盾に行き詰まりつつあった貴族政治を打ち破り、(貴族的要素が強いとは言え)日本初の武家政権を打ち立てるなど、
優れた功績も多く残しています。
中途で失敗に終わってしまったとはいえ、福原(今の神戸)に目をつけ、交易を通じて第二の都として発展させようとしたことから、先見性も高かったと思います。
最低限「平氏にあらずんば人にあらず」と言ったのは清盛ではなく、
妻の弟である平時忠であったという事実くらいは皆に知ってもらいたいです。
視聴率はさっぱりですが、2012年の大河ドラマの「平清盛」では実際の清盛像を
描きたがったのではないでしょうか。
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